きょう29日、三田市役所を訪れたのは、新潟県・上越市の中川幹太市長。兵庫県・三田市の田村克也市長に対して深く頭を下げました。
さらにコメ作りの現場を訪れ、地元の農家にもー
(中川市長)「本当に申し訳なかったと反省しております」
(米農家)「あの発言については、僕らとしては気悪いなと」
発端は7月1日のこと。ふるさと納税に関する懇談会の場で、中学・高校時代を過ごした兵庫県三田市についての発言でした。
(中川市長)「コメがまずい。こんなこと言ったら怒られるんですけど」
この発言に対して田村市長は抗議状を送り、公式の場での謝罪を求めました。そして29日、中川市長は田村市長をはじめ、コメ農家らに直接謝罪。ただ農業関係者からは厳しい声が。
(農業関係者)
「私たちにとってお米は、汗と涙の結晶であり、その産物に込められた想いを踏みにじる発言に対し、強い怒りを感じております。」
「中川市長も中学3年間で、週に1回の道徳の授業で勉強はされたと思うんです。であるのに今回のような発言は非常に残念です」
厳しい声を受けつつ謝罪を終えた中川市長。その後、田村市長と三田米を試食しました。お茶碗いっぱいのご飯を完食。
(中川市長)
「お米をいただきまして、ほんとにおいしいお米でした。米作りに適した豊かな環境の中で長年にわたり、三田米・山田錦を生産された皆さんのことを考えると、本当に私の言葉は不適切だったと思っております」
(三田市・田村克也市長)
「謝罪は一旦は受け入れるという気持ちであります」
中川市長は今後、三田米の評価回復に努めるとともに、三田市の農産物などもPRしていきたいと話しました。


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