■浅草で70年以上 町中華の人気店
世界中の人がハマる餃子ワールドへようこそ。東京・浅草。ここに外国人が詰めかける餃子店があります。
仲見世通りの近くにある「餃子の王さま」。昭和29年に創業した老舗です。
店内は1階と2階を合わせて31席あります。浅草で70年以上愛され続けてきた町中華の人気店。外国人のお目当ては、なんといっても餃子です。SNSなどで知れ渡ったといいます。
アメリカから来た人
「インターネットで調べてこの店を見つけました。日本人が通う餃子の名店に来てみたかったんです」
アメリカから来た人
「これまでいろいろな餃子店に行ったことがあるけど、この店の餃子は今まで食べたことがない食感です。どうやって作っているんだろう?」
このお店の名物「王さまの餃子」540円。独特の食感が評判なんです。餃子好き外国人もうならせます。
アメリカから来た人
「グッド」
「アメリカ人はこんなにサクサクな食感の餃子を焼くことはできません。外側はサクサクなのに、中の野菜はとてもしっとり。ホントおいしい」
アメリカから来た人
「おいしい。ベリーグッド」
■独特の食感の理由
名物餃子は、野菜多めでお肉は少なめ。独特の食感は焼き方に工夫が。油をたっぷり使用します。ここからが真骨頂。なんと水を足すんです。このあと、一気に加熱します。
餃子の王さま 店主
「蒸し揚げって感じ。あんのねっとり、皮のパリッ。コントラストを生み出す」
この焼き方こそが、独特の「サクもち食感」を生み出すんです。水分が蒸発するまで火を通したら出来上がり。
多い日は2000個を売り上げる名物餃子。
イタリアから来た夫婦は、餃子の食べ歩きをしているといいます。野菜がたっぷり詰まった名物餃子を味わいます。
「繊細な野菜の味がします」
「イタリアの料理はチーズなど乳製品を使う料理が多くてこってりしているけど、この餃子は野菜がなめらかでとてもおいしいです」
このお店には、お肉多めの「肉餃子」もあります。大量の水で蒸し焼きにしてから油で焼き上げています。焼き方を変えて香ばしく仕上げているんです。
台湾から来た家族は、餃子のタレを付けずに、そのまま食べていました。それにはワケが。
「台湾の人は日本人と比べて薄味を好む人が多いんです。だから、そのまま食べました。野菜のうま味や香りがよく分かっておいしいです」
■客の9割が外国人観光客
岐阜県高山市には、外国人が詰めかける餃子専門店があります。そのお店は午後6時にオープンします。
高山駅から徒歩10分。「飛騨高山餃子総本山」です。客席は全15席。お客さんの9割が外国人観光客だという人気店です。
オランダから来た人
「う~ん、とってもおいしい」
アメリカから来た人
「SNSで『日本で行くべきお店』と紹介されていたので来ました」
外国人の人気ナンバーワン、「高山餃子3種盛り合わせ」。「飛騨牛」、「飛騨豚」、「ベジタブル」、3種類の味が楽しめます。
ポルトガルから来た家族もSNSでこのお店を知ったといいます。
「完璧です。豚肉のうま味が凝縮されていて、とてもおいしいです」
ベジタブル餃子を頬張ったのはお母さん。とても気に入った様子です。
「野菜なのにしっかり味がついていて、食べ応えがあるわ。ポルトガルのレストランでは餃子は前菜で1~2個食べる感じです。メインはお寿司で、その後にデザート。こういう餃子の専門店はないですね」
■「外国人仕様の餃子に」
個性的な餃子を考えたのは、店主の鈴木清倉さんです。
「自分が作った餃子を世界の人に食べてもらいたい想いが強くなってきて、外国人仕様の餃子にしてみよう」
こちらは地元のブランド豚「飛騨豚」を使った餃子。キャベツやニラも地元産にこだわっています。「飛騨牛」のスネ肉などを使った餃子は、タマネギを配合。ウコンを練り込んだ皮で包んでいます。ベジタブル餃子の具には大豆ミートを使用。緑の皮は、ホウレンソウやお茶の葉を練り込んでいます。
色とりどりの皮には餅米粉を入れています。薄くても、もっちりとした食感に仕上がるそう。盛りつけも外国人を意識した工夫が。実は、あえて焼き目を見せないようにしているんです。
「焼き餃子は裏返して焼き目を見せて出す。日本人はそれをおいしそうと思うかもしれないけど、海外の人の目線は『焦げた方を見せて出すのか』というニュアンスのことを言われたことがあった」
こちらはイタリアから来たカップル。特製のピリ辛ソースに感動していました。
「おいしいわ」
「ソースの辛味が飛騨豚のうま味や香りを引き立てています」
ビールもすすみます。
「本当にうまい。餃子とビールは最高。高山は最高の餃子タウンだよ」
■オリジナル餃子約20種類
こちらは今年登場した新メニュー。真っ赤な皮は、ビーツと紅麹を混ぜているんです。鶏肉と野菜を混ぜた具は特製しょうゆで味付けしています。スペインから来た女性が舌鼓。
「とてもおいしい」
「おいしい」
「スペインには餃子に似た『エンパナーダ』という料理があります」
「エンパナーダ」とは、小麦粉で作った生地にツナやチョリソーなどを包んで揚げた料理。
「エンパナーダは、おばあちゃんが作ってくれる家庭の味です。それぞれの餃子店に独自の味があるように、エンパナーダも各家庭で味が違う部分は似ていますね」
「おいしい」
店主が趣向を凝らしたオリジナル餃子は、日替わりメニューも含め、約20種類に上ります。外国人は、ここでしか食べられない餃子を求めて、わざわざ飛騨高山まで足を運んでいるのです。
スペインから来た人
「世界で最もおいしい料理は餃子だよ」
「餃子最高」
■“中央にモヤ…


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